トビタテ留学JAPAN高校生コースの奨学金が、実際のところ、どのような手続きをして、いつ支給されるのかを、注意点も含め、うちの高校生を例にお話しします。
年度によって手続きや期日が変更になるかもしれませんが、参考にしてください。
合格から奨学金の振込まで
うちの高校生バルが、ありがたいことにトビタテ留学JAPAN高校生コースの第4期に合格し、短期留学に出発したのは、この2018年の夏です。
約3週間ほどの留学体験をして戻ってきました。
そして、帰国後から約2ヶ月たった9月末に、トビタテの奨学金が振込まれました。
簡単にまとめると、
- トビタテ合格・採用決定が5月中旬
- 飛行機を手配したのが5月末
- 留学会社・関係機関への支払いを済ませたのが6月
- 実際の留学期間が7月~8月の約3週間
- 必要な請求書・領収書がそろったのが8月初め
- 奨学金支給申請の提出が8月中旬
- 奨学金が支給されたのが9月末
というながれでした。
うちの場合、奨学金の申請に必要な関係機関の「請求書・領収書」がそろうまで時間がかかり、思ったより支給までに時間がかかってしまいました。
スムーズに書類がそろえば、申請からひと月ほどで登録した口座へ振り込まれます。
金額については、人によっては留学にかかる費用は支給額より多いかもしれませんし、支給額の範囲内で済む場合もあります。
なぜなら、トビタテ留学JAPANで支給される奨学金は、固定額だからです。
トビタテ留学JAPAN高校生の奨学金はどのくらい支給されるのか?
うちは、ほぼトントンというところでした。
留学の費用は先払い
留学にかかる費用は、保護者の先払いとなります。
うちの場合は、成田への国内線+国際線の往復とも飛行機の手配は自前で行い、予約するとほぼ同時に支払いを済ませました。
もちろん留学会社や関係機関への支払いも、留学前に済ませておかなければいけません。
留学会社によっては、トビタテ採用決定の前に手付金(てつけきん)の形で3万円ないし5万円など会社に支払うという場合もあるでしょう。
支払いの期日は、会社によってまちまちです。
うちが利用した留学会社は、無料エージェントとよばれる現地の小さな会社でしたので、トビタテの採用が決まったのち留学する1ケ月前までの支払いでした。
奨学金の支給スケジュール
奨学金の支給スケジュールは必要な書類が整った時点で申請し、決まった支給日に奨学金が振り込まれます。
(アカデミック(ロング)分野は特殊です。)
高校生第4期生の詳細は、公式HPの「2. 奨学金等の支給及び各種手続関連(第4期派遣留学生用)」よりダウンロードして確認できます。(2018年9月現在)
奨学金の支給日について要約すると、下のようになります。
支給申請書の提出期日 | 支給期日 | |
第1回 ※出発日が7/31以前なら | 2018年6月29日 | 2018年7月20日 |
第2回 ※出発日が8/31以前なら | 2018年7月6日 | 2018年7月31日 |
第3回 | 2018年7月31日 | 2018年8月31日 |
第4回 | 2018年8月31日 | 2018年9月28日 |
第5回 | 2018年9月28日 | 2018年10月31日 |
第6回 | 2018年10月31日 | 2018年11月30日 |
第7回 | 2018年11月30日 | 2018年12月25日 |
第8回 | 2018年12月27日 | 2019年1月31日 |
第9回 | 2019年1月31日 | 2019年2月28日 |
費用は先払いとはなりますが、奨学金は書類の不備がなければ、おおむね申請の約1ケ月後に振り込まれます。
手続きが早いので助かりますね。
まとめ
注意点
注意点として、
- 留学にかかる費用は、保護者で先に支払っておく必要があること。
- 先払いする金額は、留学する地域・留学の内容・斡旋会社によって違ってきますが、トビタテの支給額は分野別・地域別などによる固定額であること。
- 奨学金の支給は、必要な請求書・領収書がそろい、支給申請書を提出したのちに、トビタテ事務局で確認がなされ、規定の支給日に支払われること。
それと、
- 留学先機関が授業料不徴収または全額免除の場合、奨学金が減額となること。
(例)スポーツ分野でサッカー留学したが、受入先機関であるクラブチームからの請求が発生しない
- 活動日数が不足した場合など注意が必要です。
パスポートの申請からスーツケースや準備物も含め、留学するには一定のお金が必要です。
留学計画書の作成から、採用されてからの申請手続きも、とても難しく感じるかもしれません。
しかし、それ以上の体験をトビタテで積むことができます。
親に負担をかけたくないからこそ、トビタテで留学しようと決めているかたも、家庭内でお金のことをよーく話し合って、手続きをすすめていってくださいね。
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