トビタテ高校生の分野はどこがどう違うのか?こんがらがってきたので整理してみた

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疑問に思う猫 トビタテ

「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」高校生コースには

  1. アカデミック(テイクオフ・ショート・ロング)
  2. プロフェッショナル
  3. スポーツ・芸術
  4. 国際ボランティア

という分野があります。

バル
どの分野で応募すればいいの?

うちの高校生バル(当時1年生)も第4期で応募するときに、アカデミック分野のテイクオフなのかショートなのか、それともプロフェッショナル分野になるのか、こんがらがってました。

どこがどう違うのかを整理してみたいと思います。

ポイントは留学の目的と留学先機関です。

トビタテ高校生第5期の分野

まずはトビタテ高校生の分野を公式HPのお助け動画でおさらいです。

第5期オンライン募集概要説明

各分野の支援予定人数

分  野  名 支援予定人数
アカデミック テイクオフ 新高校2~3年生 240名
新高校1年生 120名
ショート 120名
ロング 20名
プロフェッショナル
(未来テクノロジー人材枠)
100名
(うち60名)
スポーツ・芸術 100名
国際ボランティア 100名
合 計 800名

アカデミック分野3つのコース

アカデミック分野には、

  1. アカデミック(テイクオフ)
  2. アカデミック(ショート)
  3. アカデミック(ロング)

という3つのコースがあります。

アカデミック分野は、採用予定人数が多く応募者がもっとも集まる分野です。

アカデミックテイクオフとショートの違い

テイクオフとショートの違いが分かりにくいですよね。

テイクオフは、海外の語学学校に留学して外国語を習得することが目的です。留学期間は14~21日間です。

ショートは、海外の高校や大学等で外国語を用いて様々な科目を学修することが目的です。教育プログラムに参加する留学も含まれます。期間は14~106日間です。

ショートはテイクオフより少し語学のハードルは高くはなりますが、学びたい科目・好きな科目を学ぶことが目的で、その目的にあったプランが見つかればOKですね。

公式HP・FAQ(よくある質問)にはこのように記載されています。

アカデミック分野のテイクオフとショートのどちらで申請すればいいでしょう。

アカデミック(テイクオフ)は学ぶ内容が「語学」である留学、アカデミック(ショート)は語学をツールとして「科目」を学ぶ留学となります。異なった分野に応募した場合、審査対象外になることもありますので、学校のカリキュラムをきちんと確認して応募してください。なお、カリキュラムが語学+それ以外科目(例えば「歴史」「環境」などの科目)を学修する内容になっている場合には、学ぶ内容が「語学」なのか、「科目」なのか、時間数の多い方で応募してください。応募にあたっては時間数がわかるカリキュラム等を添付してください。
なお、例えば過去に外国に住んでいた、長期留学していた、等で語学力に問題がない生徒についてはアカデミック(ショート)に該当する留学計画をたてて応募してください。

トビタテ!公式HP FAQ(よくある質問)より
https://www.tobitate.mext.go.jp/faq/index.html#faq03

うちの高校生バル(当時1年生)は、語学学校に通うことと体験施設での活動をする2つのことを留学計画としてましたが、アカデミック分野のテイクオフとプロフェッショナル分野のどちらにすればよいのか迷っていました。

留学フェアで担当の方に質問した折、

「アカデミックとは座学です。座学を主とするのか、それとも体験施設での活動を主とするのかで選んでくださいね。」

とアドバイスを受けました。

アカデミックのテイクオフなら語学学校が留学先機関となり、プロフェッショナルなら体験施設が留学先機関となります。

結局、主な目的がどちらなのか見きわめて分野を決め、かつ活動時間が多いほうを留学先機関として応募しました。

アカデミック・ロング

アカデミック・ロングは、1年以内の長期留学となります。

採用予定人数が20人と少なく倍率がもっとも高いです。

期間と内容は以下のように記載されています。

海外の海外の高等学校等に長期間(107日~365日)在籍し、外国語を用いて様々な科目を学修するもの

在籍する高校の交換留学も含まれますので、実際、英語科や国際科などの高校生がアカデミック・ロングをよく利用されています。

ロングの支援金額も手厚いです。

  • 授業料相当額として30万円
  • 現地活動費(月額)が10万円~14万円(留学する国によってちがう)
  • 往復渡航費として10万~20万円(地域によってちがう)

1年間みっちり海外の高校で勉強するのですからハードではありますが、かなりの語学力を身につけることができます。

プロフェッショナル分野

プロフェッショナル分野とは以下のような内容です。

現在学んでいる専門知識・スキル等を生かして、あるいは将来的に携わりたいと考える領域について、実地研修やインターンシップ等を通じて専門知識やスキルの習得を目指すもの

例えば、農場、工場、病院等での実地研修、観光、調理等のキャリアカレッジでの学修、インターンシップなどがありますので、まさにオンザジョブトレーニング(OJT)ですね。

14~106日間の期間とされています。

注意点

注意点があります。

例えば、農場でのボランティア体験を主としながら語学学校へ通うとすると留学先機関は農場となります。

しかし、留学先機関での参加費やプログラム費が発生しない場合、請求書や領収書の発行がありませんので、支援金額から授業料相当額が減額になります。この場合、支援金額はおよそ半分くらいになります。

留学先機関での参加費やプログラム費などの支払いが発生する場合、エージェントを通して支払ったとしても、本人または保護者から留学先機関への支払いが分かる内容の請求書や領収書等が必要になりますので注意してください。

未来のテクノロジー人材枠

プロフェッショナル分野でおもしろいと思うのが、未来のテクノロジー人材枠です。

未来のテクノロジー人材枠は、以下のように記載されています。

未来のテクノロジー人材枠とは数理情報科目やITの素養を持ち、将来関わりたいと考えるテクノロジー領域(プログラミング、制御技術、ロボティックス、WEBサービス・デザイン、モバイルアプリ開発等)に関する知識を学んだりインターンシップ等の実践活動を行なう留学のこと

高等専門学校(高専)に通うかたがよく応募される分野です。

でも高校で専門的に勉強していなくても、興味・関心があればOKです。

例えば、
MOOC(ムーク)という公開オンライン講座のアルゴリズムのコースSedgewick先生の講義をきいて、「あー、おもしろい!」と思えば英語のハードルは少々高くても、興味さえあれば、がぜんやる気になりますよね。

好きなこと・将来進みたい方向で分野を決めることができるのがトビタテの魅力です。

第4期の倍率は1.9倍と意外に少なかったのですが、第5期の未来のテクノロジー人材枠は採用人数が50人から60人に増えています。

ITや未来テクノロジーに興味のある人はぜひ挑戦してもらいたい分野です。

スポーツ・芸術分野

スポーツ・芸術分野とは以下のとおりです。

学内の部活動または学外の活動等を生かして、海外のトレーニングセンター、教育機関、芸術学校等に在籍し、現地指導者の下で技量の向上を目指すものや、現地でのレッスン・トレーニングを伴って大会等に参加するもの。
例)現地チームの練習・現地在住の指導者の下で行うレッスンへの参加

留学期間は14~106日間です。

同じく注意点として、

留学先機関での参加費やプログラム費が発生しない場合、支援金額から授業料相当額が減額になります。

例えば、スポーツ留学でサッカーのクラブチームを留学先機関とすると、そのチームからの受け入れ費が発生するかしないかによって支援金が変わります。

発生しない場合は、授業料相当額が減額となりますので支援金額はおよそ半分くらいになります。

語学学校を併用して留学したとしても、留学先機関が支援の対象となることに注意してください。

留学先機関での参加費やプログラム費をエージェントを通して支払ったとしても、本人または保護者から留学先機関への支払いが分かる内容の請求書や領収書等が必要となります。

国際ボランティア分野

国際ボランティア分野とはこのように記載されています。

海外でのボランティア活動に参加し、体験を通じて国際協力についての理解を深めるもの。
例)NGO団体によるボランティア活動への参加

さて、国際ボランティアにはどのような内容の留学があるのでしょうか?

海外ボランティアを専門にあつかう「CEC海外ボランティア」のサイトを参考にしてみましょう。

参考:CEC海外ボランティアHPトビタテ!留学JAPAN基準で高校生海外国際ボランティア

国際ボランティア分野においても、受入れ先で活動期間が14~106日間という規定をみたす必要があります。

そして、留学先機関等への授業料(受入れ費・プログラム費)が発生するかしないかで支援金の金額が変わることに注意してください。

まとめ

以上、トビタテ高校生の分野を整理してみました。参考になれば幸いです。

すべての分野で自主活動とアンバサダー活動を組み込み、帰国後にはエヴァンジェリスト活動をすることが必修となります。

 

留学の目的と留学先機関を明確にして、自分がやってみたいことがどの分野になるのかをじっくりと考えて決めてくださいね。

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