「トビタテ!留学JAPAN高校生プログラム」に応募するさいに
- エージェントを通したほうが良いのか?
- それとも自力で手配したほうが良いのか?
私たち親子もつい最近まで悩んでいたことです。
親子であれやこれやとリサーチした結果、
「エージェントを通したほうが良い」
というのが、うちの場合の答えでした。
なぜエージェントを通したほうが良いと思ったのか、うちの高校生バル(当時1年生)を例に述べます。
参考にしていただければと思います。
Contents
エージェントを通して良かった理由
なぜ、エージェントを通したほうが良いと思ったのか?
そのほうが、めんどくさくなくて簡単だから?
いえいえ、それはトビタテならではの
- なぜ留学したいの?
- 現地で何をしたいの?
- それは、どれだけ実現可能なの?
に大きく関係してくるからです。
うちの高校生バル(1年生)の場合は
- 英語力を伸ばしたい!⇒だけど語学力がイマイチ
- やってみたいことがある!⇒どこに施設があって受け入れてくれるか分からない!!
- 実現できるか客観的な判断が欲しい!
⇒ならエージェントを通したほうが良い、との結果になりました。
でも、ここまでくるにも2ケ月くらいかかってしまいました。。。
自力で受け入れ先を手配するのは難しい?
トビタテ留学ジャパンで重視されるのは、
留学で何をしたいのか?というプランそのものです。
うちの高校生バルには、海外でやってみたい体験プログラムがありました。
それは小さい頃から慣れ親しんだことでもあり、将来なりたい夢へとつながっています。
そこで初めはオリジナルなプランで、自力であちこち当たってみようと考え、まずは海外に住む友人や知り合い3組に直接連絡してみました。
聞いてみたのは以下の2点です。
- ホームステイを受け入れてもらえるかどうか?
- 希望する内容の学校や施設が近くにあるか?
結果、40代の夫婦は、「え~!?仕事が忙しすぎて、うちは預かれないな~。」
70代の夫婦は、「高齢すぎて、ムリだね~」
30代の友達は、「ワタシまだ、日本でシゴトしてます・・」
と、ホームステイの段階でNG、学校や体験施設を探すところまで行き着きません。
そうですよねー。よほど近しい間柄で時間的に余裕のある家族じゃないと、未成年を受け入れてはくれません。甘かったです。
有料でお願いしたとしても
- 学校への送迎はどうするのか?
- 行きたい施設へ通える距離なのか?
- そこへ通う公共の交通手段があるのか?
- 治安はいいのか?
などなど、実際に現地に住んでいたことがあればイメージもしやすいのでしょうが、自力でホームステイ先や受け入れ先の学校や施設を手配するのは、うちにとっては難しい!と実感しました。
結局、アメリカに住む友人の
多少費用がかかっても、しっかりとしたエージェントを探すのが近道なのでは?
というアドバイスにしたがうことにしました。
エージェントとは?
エージェントとは留学を斡旋する会社です。
大手から個人の小規模会社まで、日本には約200社ほどのエージェントがあるそうですが、
- 国内エージェント
- 現地エージェント
- 有料エージェント
- 無料エージェント
と、インターネットで調べても数えきれません。
どこのエージェントが良いのか?
さて、数あるエージェントの中で、いったい、どこが良いのか。
有料と無料エージェント?なにそれ?
もうウン十年も前になりますが、わたしも学生時代にアメリカに語学留学しましたが、その頃に有料、無料エージェントってあったのかな?と考えてみました。
わたしは留学雑誌の出版もしていた大手留学会社をとおして行きました。
たぶん、当時から有料、無料エージェントというたてわけがあったのでしょう。
今、考えると、わたしは有料エージェントを利用して行ったということになります。
エージェントにもいろいろな種類があることを今回知りました。
特に、無料エージェントと有料エージェントの違いを知り勉強になりました。
問い合わす内容を整理する
どこのエージェントが良いのかを探るために、問い合わす内容を整理しました。
エージェントと話すために、本人が考えている留学プランがどんな内容なのか、頭の中を整理しながらメモに書き出しました。
うちの高校生バルの希望するプランは
- 英語圏であること
- 語学学校に通いたい
- プラスやってみたい体験施設に通いたい
- できればホームステイしたい
- 夏休みの短期留学
と、この5つです。
エージェントとのやり取り
では、ここから実際のエージェントとのやり取りです。
昨年の県教育委員会主催の「留学フェア」に参加した知り合いからもらった数社のパンフレット資料と、ネットで見つけた目ぼしいエージェントの10社にコンタクトを開始です。
私は時間のある時に電話で、バルはお問合せフォームのメールから問合せをはじめました。
メモに書いたおおまかなプランを説明し、それに近いものや実現可能な国、場所を教えて下さいと聞いてみました。
メールの問い合わせだと24時間以内に、電話の場合も即答、または調べて折り返しですぐに返事がきました。
しかし、プランが特殊な場合、
- そのプランは年齢制限があり18歳からしか受付できません。
- その内容のプランはうちでは扱ってません。
と、はっきりと断る会社も数社ありました。
また、「語学学校の手配はするけれど、そのほかトビタテでやってみたいことは自分で手配して下さい。」という会社もありました。
担当者さんが言うには、エージェントの提案する語学学校を地図で調べ、近くの体験施設に自分でメールを送り、コンタクトを取り、アポイントを取る、その積極性がトビタテで評価されるという旨の説明でした。
メールと電話の問い合わせから、可能性のある会社を絞っていき、Skypeスカイプでの無料面談へとすすみました。
数社のエージェントを当たっているうちに、留学を考えていたバル本人に変化がありました。
それまでおぼろげにしかイメージできていなかった留学が、だんだんと現実味を帯びて、実行性があるのかどうかということを考えるようになってました。
留学プランがはっきりしてきたことは大きな収穫です。
これは、
- エージェントとのやり取り(メールやSkype面談)をする。
- とにかく行動してみる。
ということで生まれたようです。
中には、トビタテでの高校生を請けおった実績がある会社もあります。
その場合、
「トビタテがどんなプログラムか知っていますか?自分の口で説明できますか?」
「トビタテを利用して、やってみたいプランと、アンバサダー活動を説明して下さい。」
と、本人がどこまでトビタテについて理解しているかを聞かれました。
数社とやり取りをするうちに、それぞれの強みや特徴も見えてきます。
エージェントによっては、特定の国に強いという専門性があります。
たとえば、
- カナダに詳しい
- オーストラリアに詳しい
そして、オフィス(事務所)が
- 現地に直営のオフィスがある
- 直営ではなく提携するオフィスがある
- 日本にはなくて、現地のオフィスのみ
といったぐあいです。
なるほど、と思いながらもう一つ見えてきたのがありました。
それは、こちら側が求めるエージェント像です。
びったりのエージェントを見つける
もちろん、エージェント会社も商売です。
費用も含め比較しないといけませんし、どこまで信頼できるか見極めないといけないですよね。
見極めは、ある程度、保護者の責任でもあると思っています。
保護者としては
- 現地の安全性
- 納得できる料金
これらは、はずせない重要な要素です。
安全性を第一に考えるなら、どれだけ現地に詳しいのかを探らなければなりません。
現地サポートを持つかどうかも基準の一つです。
納得できる料金を考えるなら、トビタテは、行く国(地域)や期間、そして保護者の所得によって支援される費用がずいぶん変わってきます。
トビタテ!留学JAPAN高校生の奨学金はどのくらい支給されるのか?
あくまでも支給額内でおさめるのか、それとも、いくらまでなら自費で出せるのか、あらかた決めておかなければいけません。
そして、本人が描くトビタテの留学計画が実行できるかどうかが重要なポイントです。
実行性のあるプランにしようとしてくれるエージェントを探していくうちに、10社ほどから2.3社へと絞られてきました。
その中から
- こちらの希望になるべく沿う姿勢
- 今までないプランでも交渉の可能性をみつける姿勢
- 可能なプランをいくつか提示する姿勢
- 分かりやすい料金体系の説明
- トビタテへの関心とじゅうぶんな理解がある
- お互いのフィーリングが合う
うえのような、こちらの気持ちにぴったりくるエージェントが理想かなと思います。
まずは行動して、あたってみないと分からないことですよね。
エージェントが絞られてきたら、次は具体的な交渉と本人の留学プランの磨き上げ、つまり留学計画書の完成です。
トビタテ留学 高校生の計画書には何を書くの?どうやって書くの?
まとめ
トビタテジャパンを利用して留学を考えるなら、
- 個人で手配する
- エージェントを通して手配する
という方法があるということ。
個人手配が難しいとなれば、すぐにエージェントをあたるべし、ということ。
- はじめは広く数をあたる。
- 無料のSkype面談などを利用し、実行可能なエージェントに絞っていく。
- トビタテの趣旨を理解して、自分のプランに沿った内容にしていく。
- 料金・費用の見積もりを出してもらい、交渉する。
以上、うちの場合のトビタテ留学JAPANに応募する時に、エージェントを通して良かったと思った理由と、どのエージェントにするのか決めるまでの工程です。参考になれば幸いです。
では、どのように留学エージェントを探したのか?
具体的な方法をこちらでまとめました。
コメント
息子の留学を考えていてバルママさんのHPにたどりつきました。いろんなことが参考になりたすかります。うちも同じようにエージェントを使い語学の短期留学をと考えています。もちろんトビタテジャパンにも挑戦する予定です。ぶっちゃけで申し訳ないのですが、バルさんの語学留学の費用はおいくらくらいかかりましたでしょか?総額いくらかかり、トビタテジャパンの給付金でいくら戻ってき、実際の手出し費用はおいくらくらいかかりましたでしょうか?ぶっちゃけすぎで申し訳ないとは思うのですが、教えていただける範囲でお教えいただけましたら助かります。すみません、よろしくお願いします。
伊藤 様
こんにちは!
コメントをありがとうございます。
早速、ご質問にお答えしますね。
うちの場合、夏休みの短期留学でしたので、以下のような内容です。
行き先 ニュージーランド
内容 施設での体験活動と語学学校
日数 18日間(予備日含む)
総額 約50万円(小遣い含む)
50万円の大まかな内訳ですが、
18万円(プログラム費、語学学校授業料、ホームステイ費、サポート代などエージェントへの支払い分)
32万円(国際線往復・国内線往復交通費、宿泊費、保険、パスポート代、小遣い、準備物など)
※成田から遠方のため、国内の飛行機代と宿泊に思わく費用がかかりました。
※施設での体験を重視し、語学学校を2週間の半日コースとしましたので、費用がおさえられてると思います。
トビタテの給付金は、分野、行く地域、家計基準による定額になります。うちの場合はプロフェッショナル分野でしたので40万円でした。
参考になりますでしょうか?
伊藤様のお子様もトビタテにも挑戦されるとのこと。
準備が大変ですが、ぜひ頑張って下さい。応援しています!
ご質問などありましたら、いつでもご遠慮なくお寄せください。
こちらのコメント欄でもいいですし、「お問い合わせフォーム」からでしたら個人的な事柄にもメールにてお答えできると思います。
以上、よろしくお願いします。