保護者が思う「トビタテ!留学JAPAN」のすごいところと残念な点・心配な面

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ガラスの地球をもつ手 トビタテ

いち保護者から見た、「トビタテ!留学JAPAN」のすごいと思うところや良いところ、残念だと思う点、そして心配な面を述べたいと思います。

あくまでも個人的に思うことがらです。

トビタテ!留学JAPANのすごいところ

助成される支給額が高い

トビタテ!留学JAPANのすごい!思うところは、やはり支給額の高さです。

公式の発表によると、一人当たりの支給額の平均は、

  • 高校生50万円(平均滞在期間1ケ月)
  • 大学生150万円(平均滞在時間9か月)

参考:トビタテ!留学公式HP 寄附・ご支援

これは、2週間からいける分野と1年間ほどの長期の分野を全部入れての平均ですが、実際のところ、これほど高い助成金が受けられる制度はないと思います。

留学の内容や行く地域によっては、支給額内でほぼまかなえることも可能です。

関連:トビタテ!留学JAPAN高校生の奨学金はどのくらい支給されるのか?ココいちばん気になるところ

返済が不要

トビタテ!留学JAPANで支給される奨学金は返済が不要です。

これは保護者としてめちゃめちゃ助かります。

最近ニュースで、奨学金返済の負担が大きすぎて苦労しているという記事を見ますよね。

わたしも学生時代に奨学金を借りて大学に行き、卒業後に返済をした一人ですが、奨学金の返済は本当に大変でした。

トビタテ!留学JAPANは給付型で、その財源は企業や団体からの寄付金でまかなわれています。

最近は個人からの寄付の受け付けも始っています。

参考:トビタテ!留学JAPAN>への寄附・ご支援の案内 公式HP

 

クラウドファンディングという概念も定着しつつありますが、人に投資をするという考えがわたしは好きです。

トビタテの官民挙げて留学したい子どもを助成することって大切だと思うし、実際に奨学金をいただいてとても助かりました。

自由度が高い

「自分の好きなこと留学」といわれるトビタテ!留学JAPANは、どんな内容でもいけます。(もちろん常識の範囲ですけど)

 

サッカーが好きなら海外のクラブチームに行くこともできるし、アボリジニーの文化や人に興味があるならオーストラリアに行ってその目で確かめることもできます。

パイロットになりたいならアメリカの専門学校に行くことも可能です。

オーソドックスに1年間の高校留学に行くことも、将来の自分像に進むために必要です!とすればもちろん可能です。

 

実際、「将来アナウンサーになるのが目標です。そのために語学力・国際的センスを身につけたいです。」と1年間の高校留学に行ったトビタテ生もいます。

留学の内容は自分で決める、こんな自由度の高い奨学金制度は見たことがありません。

英語力がなくてもいい

トビタテ!留学JAPANでは、英語力や語学力は問われません。

採用する側が見ているのは、やる気・情熱・企画力・行動力・独自性・将来の目標や夢など、その人自身と、本当に実行性があるプランなのかを見ています。

 

うちの高校生バルは、トビタテに応募した時なんて英検4級しか持ってませんでしたよ。

ですが、トビタテを経験して英検準2級をとり、次は英検2級を目指しています。

 

もちろん分野や内容によっては語学力がないとたちまち困ってしまうこともあります。前述した1年間の高校留学に行った先輩は、中学ですでに英検2級を取得していましたし、準1級程度の英語力はあると言ってました。

 

応募の段階で、英語力や語学力は問われません。

要は、実行できるかどうかです。

企画力・プレゼン力がつく

トビタテの留学計画書の作成は本当に大変です。

先輩のトビタテ生たちはみな苦労して計画書を作っています。

 

でも、そのことによって自分自身を見つめて将来を考えて行動します。

自然と企画力やプレゼン能力がつきます。

 

「高校生なのにすごくね!?」と思った人たちに、なんにん会ったことやら。

すえ恐ろしやと、わたしは思いましたよ。

 

目立てばいいとかリーダーシップを取ればいいということではなくて、やり切る力・ねばる力というのかな、たとえトビタテ不採用になっても挑戦しきっていくことで、次のステージが見える、そんな底力を先輩トビタテ生たちに感じます。

 

ほかにも、

  • 自分の目的が明確になること
  • 行く前と行ったあとの研修でブラッシュアップされること
  • 人とつながれること

がトビタテの良い点だと思います。

残念だなと思うところ

期限付きの事業なのか?

トビタテ!留学JAPANで残念なところは、期限付きの事業であると思われることです。

トビタテは、東京オリンピック・パラリンピック競技大会が開催される2020年までに、大学生の海外留学12万人(現状6万人)、高校生の海外留学6万人(現状3万人)の倍増を目指して行われています。

 

2014年から始まっているので、7年間でその目標を到達するのだろうと思いますが、そのあとに引き継がれるものがあるのかどうか、、、。

 

当初から補助金ではなくて、寄附金でまかなうという考えなので、できればこの制度を根付かせてもらいたいと願っています。

認知度が低いのでは?

まだ、じゅうぶんに周知されていないことも残念な点です。

首都圏や関西圏では応募者も採用者も多いですが、地方は少ないです。

地方では、高校も保護者も子ども自身も、まだトビタテのことをじゅうぶんに知らないことが大きな理由だと思います。

 

心配な面

海外へ行くリスク

これはわたしの老婆心というか、ただ単に心配性なだけなのかもしれませんが、トビタテですごく心配に思う面があります。

それは、未成年を海外に行かせるリスクの大きさです。

 

そんなこと言ってちゃ、海外留学なんてできやしないのですが、保護者としてホントに本当に大切なことは子どもの無事と安全です。

 

夜間の行動はしないとか、危ない所には近づかないとか言っても、16歳の未成年がどうやって判断するんだろう?

ましてや、何が起こってもおかしくないこのご時世に、本当に未成年を海外へ行かせてよいのか?と思いました。

 

わたしは学生時代にアメリカに1年間語学留学に行った経験があるので、ある程度リスクはあると承知しています。

何かあってもそれは自己責任になるとの覚悟は必要です。

 

うちもトビタテで留学に行かせる時も、リスクを避けるために留学先や現地でのサポートなどできるだけの手立てはしたつもりですが、うちのパパは最後まで高校生の留学には反対してました。

「なんかあったら、どうすんの??」って。

 

先輩トビタテ生と話していても、一人で行動することが多いと聞きます。

実際、うちの高校生バルもほんの3週間の短期留学ではありましたが、ほぼ一人でした。

自主的に動くには、どうしてもそうならざるを得ません。

 

トビタテは官民協力しての留学応援事業ではありますが、いざという時の補償はありません。

ケガや病気・事故などの保険は各自の責任です。

  • 留学にはリスクがあると認識すること
  • 危機管理の意識を普段から高く持つこと
  • じゅうぶんな準備をすることを

これらを念頭において留学から無事に帰ってきてください。

 

SNSと個人情報の掲載

インスタ、twitter、LINEなど、今はSNSという便利な情報発信ができます。

SNSの情報でずいぶん助けられることも多いです。

保護者よりもずっと子どもたちのほうがネイティブだとは分かっています。

どこからが危険でどこからがセーフという線引きはできないことも分かります。

ネットがあるからこそ、便利でより世界が広がることもじゅうぶん分かります。

それでも、ネットの拡散性、半永久性、盗用やなりすまし、閉鎖性もじゅうぶんに認識してもらいたい。

個人情報の掲載はやっぱり気をつけてもらいたい・・

SNS、ネットのリスクは意識してもらいたいと切に思うのです。

 

保護者世代がネットで情報を載せても誰も気にしませんが、未成年の情報なら食いつく変なひとはいっぱいいます。

ネットは匿名のように見えて、匿名ではありません。

調べれば、いかようしても個人を特定できるであろうと、個人的には思っています。

 

以上、いち保護者が思う「トビタテ!留学JAPAN」のすごいところと残念な点・心配な面をつらつらと述べてみましたが、心配に思うことやリスクだと思うことがあっても、それでもトビタテの魅力はハンパないです。

トビタテのチャレンジャーを、わたしも最大限に応援したいと思っています。

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